治療と手術

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結膜(けつまく)


1.アレルギー性結膜炎・花粉症

【原因】

空気中の物質に対するアレルギー反応です。アレルギーの原因となる物質には、花粉、ハウスダスト(ダニなど)、カビ(真菌)、薬品類、化粧品、動物の毛などがあります。
 

【症状】

両目のかゆみがおこります。白目の充血や、涙が出たり、白いめやに、白目がぶよぶよする(結膜浮腫)症状があります。花粉などのアレルギーでは目の症状の他に、鼻水、くしゃみを伴うこともあります。
 

【治療】

抗アレルギー薬やステロイド薬点眼、ときに血管収縮薬を用います。症状が強い場合には飲み薬を併用することもあります。

2.流行性角結膜炎

アデノウイルス(3、4、8、19、37型)の感染が原因となっておこります。
 

【症状】

感染して5日から7日すると発症します。結膜だけでなく、角膜にも変化が出ることもあります。目の充血、涙、まぶたの腫れ、粘りのある目やにや、ゴロゴロするなどの症状があります。また耳の前のリンパ節が腫れ、押すと痛むことがあります。感染力が強いため両眼にみられることが多いようですが、後から発病した目の症状は、軽くてすみます。
 

【治療】

有効な治療法がないため、自然経過にまかせるしかありません。他の細菌の感染を予防するために抗生物質の点眼を行ないます。角膜にも症状がある場合には、副腎皮質ステロイド薬の目薬を用いることもあります。
ウイルス性結膜炎(はやり目)である結膜炎は、感染力がとても強いため注意が必要です。
 

はやり目の予防対策として・・・

・集団感染を予防するため、医師の許可が出るまでは学校、仕事を休む。
・手を流水や石鹸でよく洗う。
・目は触らないようにする。
・タオルは家族と別々にする。
・器物は煮沸可能であれば煮沸消毒をする。
などに気をつけてください。